西村ニーナ・マニアックス

推しのグッズが欲しいのはファンとして当然の欲求かと思うが、その欲につられると痛い目に遭うという事例を報告したい。フリマやオークションサイトでチェキを購入・落札した結果、そのチェキがニセモノだったという話である。もちろん、ダマされた馬鹿なやつというのは自分のことであるが……。

西村ニーナちゃん関連の作品やグッズがないか、配信系のサイトや、フリマ、オークションのサイトを巡回するのが習慣になっている俺。しかし、新しいものや珍しいものはそうそうあるものではない。が、そんなある日、見たことのないニーナちゃんのチェキが出品されているのを、某フリマサイト、某オークションサイトで立て続けに発見した。ニーナちゃんの新作のリリースがしばらく途切れていたこともあり、買い物がしたかった俺の物欲がムラムラとわいた。1枚当たりの値段も500～700円と安かったため、それぞれを即購入、落札。「やった～」なんて、しばらくの間、糠喜びしていたわけである

ひと月ほどが経ち、手に入れたチェキを改めて見ていると、何となく違和感を覚える。何かがおかしい……。初めは店舗イベントの際に撮られた特典のように思っていたのだが、同じアングルの写真をどこかで見たような気がする。そこで、ニーナちゃんの過去のイベントをネット上で検索してみると、チェキと構図がまったく同じ画像があるではないか。「やられた……」と、俺ががっくり肩を落としたのは言うまでもない。

その証拠がこちら。チェキとイベントが開催された店舗のブログの画像を見比べていただきたい。


（左）東京にある某店舗のブログ　（右）偽造チェキ


（左）大阪にある某店舗のブログ　（右）偽造チェキ

とまぁ、こんな感じで、ひどいものでは個人のtwitterの画像を拝借したチェキもある。これらはスマホ用のチェキプリンターで作成したものと思われるが、西村ニーナちゃん以外にも他の女優さんのニセモノのチェキも多数出品されていたわけで、ご苦労さんというか、ネットから拾ってきてプリントするという面倒なことを続ける労力には呆れを通り越して、感心すらしてしまう。何十人もの女優をネットで検索→画像を保存→プリント→出品→発送という手間をかけているわけだが、それなりの時間をかけているのに対して、価格から考えるとそんなに儲かってはないはず。それでいて、私文書偽造罪という立派な犯罪に当たるのだから、リスクは相当大きい。

俺も迂闊と言うか、サインがないのも怪しいし、出品者の住所がF県となっていたところで、何となくおかしいなと感じてはいたのだが、そうしょっちゅう、東京や大阪のイベントに行けるわけはないもんね。しかも、店舗のブログに掲載されていた画像を以前に見ているわけだから、気付けよ俺！、ってな感じで自分の耄碌さ加減を笑うしかないのであります。
マニアを名乗る資格はないな……。