西村ニーナ・マニアックス

西村ニーナの誕生月を記念した、ファンによる座談会の後編をお届けする。後編では、西村ニーナの魅力、好きな作品などについて聞いた。すでに引退したAV女優をファンが今でも応援し続ける理由は何なのか、彼女の人となりが少しでもお伝えできればと思う。

＜出席者＞
Aさん：埼玉県在住
Bさん：香川県在住
Cさん：神奈川県在住
Dさん：神奈川県在住

＜聞き手＞
当ブログ管理人（小川町三郎）・東京都在住

キャラクターと素の対応が好き

――前回では、西村ニーナのファンになったきっかけを中心に聞きましたが、そこまで皆さんを虜（とりこ）にさせるニーナさんの魅力って何でしょう？　初めはどこにひかれましたか。

Bさん：自分は胸から入ったんですよ。ずっと巨乳ばかりを追いかけていた時期が長くて。それと、ニーナさんの顔と声が可愛いな、と。それで、実際に会うと、ますます可愛い。それでハマったんですね。僕の場合は撮影会の影響がでかいです。DVDではわからないというか、普通にしゃべっていると、こんなこと言うんだ、というのが新鮮で。雰囲気もいいし、楽しいんです。何か他の女の子と違うな、という感じがしています。

Aさん：最初に引っかかったのは、顔ですね。顔って、人それぞれで捉え方は違うと思うんですけど、僕は基本的に「薄め」の顔が好きなんです。デビュー作で、金髪で少し独特の笑顔でバーンって出てきたのが、「ああ、可愛い」と思いました。それで、下に目を向けてみると、「素晴らしいものをお持ちで」という（笑）。だから、外見に関しては、複合的なものです。

Cさん：最近、なぜ好きかということについて丁度考えていたところなんですけど、外見も含めて考えると、僕も胸に関しては嫌いじゃないんでしょうね（笑）。ニーナさん以前に応援していた女優さんも巨乳だったので。ただ、言っておきたいのは、彼女のキャラクターですね。自分のことを「おら」とか言ってみたり、ツンデレなところもあったり。自分では「おバカ」とか言ったりするけど、人の顔をすぐ覚えたり、常識のない人にはズバッと物を言うなど、頭がいいというか、回転の速い人ですよね。言葉がまとまらないですけど、「好き」という理由を考えるのは難しいです。

――Dさんの場合は他の方と違って見方がちょっと違うと思うんですが、いかがですか。

Dさん：僕の場合は、彼女を知ってすぐに引退というタイミングでしたからね。作品を見て、というのとは違います。だから女優というよりも、普通の人としてイベントやtwitterなどで接しています。ニーナさんのtwitterのプロフィールには「塩対応」と書いてあるけど、結構な確率でみんなに返してくれますから。僕は結構、絡みにいくタイプなのですが、フォローしている人の中でも一番絡みやすい。

Aさん：たしかに塩対応ではないですね。ただ、何も言わなくともいいところを、戦いにいくっていうのが他の女優さんと違うというか。

Cさん：常識のない人には、ズバッと言ってくるタイプですね。

Dさん：女優さんの中には裏がある人もいるというか、演じているのがわかる場合もある。そんな時は「あー（やっぱり）」という感じなんですけど、彼女の場合は「素」で言ってくれるので楽です。

引退を言ってくれたのは良かった

――ところで、西村ニーナ作品の中ではどれが好きですか？

Aさん：ベスト3を選べと言われれば難しいですが、まずパッと出てくるのは、大沢かえで時代の『私の爆乳を見てください 中出しも出来る爆乳女』。結構、素でしゃべってくれているのが好きです。次がE-BODYの共演もの『ギャル！ギャル！ギャル！ギャル！超乳ハーレム性交』。ニーナさんが出演しているのもありますけど、共演者の豪華さというか、きらびやかさですね。ファンタジーを感じます。新しいものでは、クリスタル映像の『中年おやじサークル中出しオフ会8』です。


▲写真左『私の爆乳を見てください 中出しも出来る爆乳女』（OPPAI・2010年8月19日発売）と写真右『ギャル！ギャル！ギャル！ギャル！超乳ハーレム性交』（E-BODY・2015年11月14日発売）

Bさん：僕はまず、『MELONS』です。最初、ニコニコして自撮りしながら歩いているところから始まるでしょう。撮影会でしゃべってる感じも思い出されて、作品の雰囲気が好きです。『中年おやじサークル中出しオフ会8』も自撮りしながらしゃべるシーンが出てくるので、好きな作品の1つです。

Dさん：さっきも言ったような理由で見ている作品は少ないです。実際の彼女を知る前に見ていた作品で印象に残っているのは、ビキニを着てマットプレイをしていた作品。条件をクリアするごとに、お金が貰えるという。

Aさん：雪平こよみの初期の作品ですね。

――『素人お嬢さんが水着に着替えて参加！ ヌルヌル泡泡ソープ体験 7』ですね。

Dさん：これはよく見ていました。


▲写真左『MELONS』（デジタルアーク・2015年11月7日発売）と写真右『素人お嬢さんが水着に着替えて参加！ ヌルヌル泡泡ソープ体験 7』（アイエナジー・2014年8月7日発売）

Cさん：僕も、皆さんが挙げている『中年おやじサークル中出しオフ会8』ですね。パッケージの写真にもなっているあの衣装が大好きで。オークションに出ていたら、いくらでもいいから欲しいくらいです。次は、『ボイン大好きしょう太くんのHなイタズラ』。これは、横浜の店舗イベントをメーカーさんに猛プッシュした思い出から。この2作品は自分にとってインパクトがありました。


▲写真左『中年おやじサークル中出しオフ会8』（クリスタル映像・2016年5月20日発売）と写真右『ボイン大好きしょう太くんのHなイタズラ』（グローリークエスト・2016年1月7日発売）

――現在も西村ニーナの新作はリリースされているわけですが、彼女が引退を宣言した時はどう思われましたか。

Cさん：きちんと引退を言ってくれたのは良かったですね。その一方で、「あぁ、俺もこれでやめられるかな」とも思いました。女優さんのイベントに行くとか、DVDを買うとかを。なので、淡々とした気持ちで受け止めました。自宅に約9000本のDVDがあるんですが、もう保管できないのでどうしようかと思っていたところだったし。

一同：そんなにたくさん（笑）。

Cさん：売らないから、溜まっていく一方なんです。特典のチェキが付く作品なら、同じものをまとめて買っちゃうし。で、引退を知った時は、体もつらいし、満員電車に揺られて都内に出かけなくてもいいから、やめようと思ったんです。

――AV女優としての活動は終わってしまいましたが、イベントなどへの参加は継続されていますね。

Cさん：女優をしている間は、何か一歩、自分を冷静に見ているところがあったというか、我慢していたこともあったんじゃないですかね。“これをやりたいんだけど、需要ないんじゃないか”とか。だから、引退した後にイベントや撮影会などに出てくるのも、まだ働きたいという気持ちがあるからなのでは。夢は言った者勝ちですから、彼女がまだやりたいものがあるなら、応援は続けていきたいと思っています。

Aさん：個人としてはおこがましくて何も言えないですが、現在も普通に活動してくれているだけでありがたいです。二度と会えないと思っていた人と、イベントやtwitterだけとはいえ、ちょっと仲良くなっているというのが夢みたいな感じなんです。（了）

インタビュー日時：2016年10月10日（東京都新宿区）、10月16日（東京都港区）
構成・文責：小川町三郎